光沢ある艶有り塗料の特徴と選ぶメリット

 

1.塗料の艶とは

塗料には、艶有りと艶消しが存在します。具体的には、艶消し・3分艶・5分艶・7分艶・艶有りの5種類です。光沢度によって、名称が変わります。「7分艶」を「3分消し」と表現することもあります。

 

2.艶有り塗料の特徴

艶有り塗料は、光沢によって新築に見えます。汚れが付きにくい点もメリットです。ただし、年数が経つと光沢が消えて、安っぽく見えるかもしれません。3年程度を目安に、メンテナンスするとよいでしょう。

艶有りは、外壁の凹凸を強調でき、立体的に見せられます。光具合の調整ができない点、原色など目立つ色の使用で派手に見える点は、艶有り塗料のデメリットです。屋根塗装に使用すると、眩しく見えるかもしれません。

 

3.艶消し塗料の特徴

艶消し塗料は、自然な仕上がりで高級感を演出できます。光を反射しないため、日当たりが悪いと暗く見えるかもしれません。多くの艶消し塗料は、塗料に添加剤を混ぜています。そのため、耐候性が低く、外壁の寿命が短いです。

 

4.艶有り塗料の使い方

5分艶や7分艶は、耐久性を下げず、適度に光沢を出したい場合によいでしょう。3分艶は艶消し剤を大量に使用するため、耐久性が低くなる可能性があります。とはいえ、モルタルなど艶消しと相性がよい素材もあります。

艶消し剤を後から混ぜる、艶調整の利用も一種の方法です。ただし、色ムラが出たり、思うように光沢が出なかったりする可能性もあります。可能ならば、艶の見本を事前に見せてもらうと安心できるでしょう。

 

外壁塗装に艶有り塗料を使用すると、光沢が出て明るい雰囲気になります。経年劣化はするため、定期的なメンテナンスを行いましょう。