弱溶剤塗料とは?水性塗料との違いも紹介

 

外壁塗装に使われる塗料の種類は希釈に使うもので分けられています。主に、溶剤で薄める油性塗料と水で薄める水性塗料の2種類があります。さらに、油性塗料は使う溶剤の強さで、強溶剤塗料と弱溶剤塗料に分かれます。

 

1.密着性が高い

弱溶剤塗料は密着性が高いという特徴を持っています。密着性が高い塗料は中塗りや仕上げの際にしっかりと付きます。したがって、金属部分や樹脂部分にも対応でき、外壁や屋根以外の建物の付帯部と呼ばれる箇所にも使用が可能です。

 

2.塗膜の耐久性が高く、長持ちしやすい

弱溶剤塗料は溶剤と塗料を混ぜる時、均一に混ぜ合わせることが可能です。均一に混ぜることで塗りムラを少なくでき、耐久性の高い塗膜を作り出せます。

 

3.金属の建材と相性がいい

弱溶剤塗料はトタンやガルバリウム鋼板など金属建材との相性が良い傾向にあります。水性塗料は金属を弾いてしまうので、弱溶剤塗料の方が金属部分の塗装に役立ちます。

 

4.臭いが少ない

弱溶剤塗料は強溶剤塗料に比べると溶剤の臭いがそれほど強くありません。強溶剤塗料よりも人体や環境への影響は少ないでしょう。しかし、水を使っている水性塗料よりも強い臭いを発します。

 

5.乾燥時間が長い

弱溶剤塗料は乾燥時間が多くかかり、周りへ飛散しやすい傾向にあります。また、建材のひび割れに弱いという弱点もあります。

 

このように外壁塗装に使う弱溶剤塗料は密着性や耐久性が高く金属との相性も良い塗料です。強溶剤塗料ほど強い臭いが発生しないため、周囲への影響も少ないでしょう。塗料選びの参考になれば幸いです。